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ゆとりはお呼びでないですか?

肌が乾燥する季節です

【結婚して思うこと#1 「夫の味」を思い出したらきっと私は泣いてしまう】

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「りっちゃんは、布団スキルが低いよね」

と、夫によく言われます。

 

夫によると「布団スキル」というのは、布団をいかにふわっとさせて身体にかけることができるかというスキルのこと。

布団カバーと中身がバラバラになってしまったり、バサバサ動かして布団の形状が長細くなってしまう私は、夫からすれば「布団スキルが低い」そうです。

 

私は夫の布団スキルの高さを見込んで、寝るときは夫にふわっと布団をかけてもらうようになりました。

 

「布団スキルが低くてもいいの、よしくんがかけてくれるんだから」

「じゃあ俺が死んだらどうするの」

「よしくんが死ぬ頃には、私はボケてるからもうなんでもいいの」

「…りっちゃん、きっとボケてても俺がいないのを悲しがるよ」

「えー?」

「きっと、俺が死んじゃっても“よしくん、よしくん、お肉つくってよ。いつものお肉”って言うんだよ」

 

自分が死んでしまった後の私のことを、リアルに想像する夫。

 

「お肉」というのは、彼が作るのにハマっている鶏肉の煮物のことで、これが本当にもうすごくおいしいんです。

基本的に夫は私よりも全然料理が上手なのですが、特にこの鶏肉は私もメンチ(猫)も大好き。

 

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噛むとじゅわーっと肉汁のうまみが出てきて、鶏肉とは思えないほどのジューシーさ。

もう、何羽食べたんだろうっていうくらい、うちではたくさんこの鶏肉を食べています。

 

よく「お袋の味」なんて言われますが、私からすればこれは、まさに「夫の味」。しかも、私はこれを作ったことがないので、夫がいないと食べられません。

 

夫がいなくなってしまった後に、「あのお肉が食べたい、よしくん、つくってよ、ねえ、つくってよ」とせがむ私。

 想像したら、未来の私が不憫で泣けてきました。すると夫も…

 

「ああ、可哀相なりっちゃん…。俺、ちゃんとレシピ残しておくよ…」

 と言ってティッシュを目に当てて泣きだしました。

 

はたからみれば、なんてバカな夫婦だろうと思われるでしょうが、リアルに想像できてしまったぶん、本当に悲しくなるんです、これ!

 

もう絶対に夫のほうが私より先にいなくなるのは嫌だなぁと思い、夫に聞きました。

 

「でも、あたしのほうが先に死ぬかもしれないじゃん。そしたらよしくんはどうするの?」

 

「だって女性のほうが寿命長いし…。でも、もしりっちゃんが先に死んじゃったら、この鶏肉を作って、俺はひとりで食べるんだよ。“ああ、もうりっちゃん、食べてくれないんだな…いなくなっちゃったんだな…”って思いながら

 

 

これまたリアルな想像をするので、私がいなくなった後の夫が可哀相でまた泣けてきて。夫も「ああ、可哀相な俺…」と言いながら、再びティッシュを目にあて始めました。

 

ひとしきり泣いたあと、夫は「うん!なんか、全力で生きようと思った!」と自分の気持ちを奮い立たせていました。

 

死ぬまでの時間が限られているからこそ、今よりもっと全力で生きようと思ったそうです。

 

私はと言うと、日常のささやかな幸せを、夫といっしょにもっと大事にしていきたいなぁなんて思いました。

 

…これ、夫に「ブログに書いていいよ」って言われたから書いたんですけど、やっぱりというか、なんというか、惚気にしかなりませんねw

 

オチをいい感じにまとめようと思ったんですが、どうやっても惚気自慢でした。すみません。