読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ゆとりはお呼びでないですか?

肌が乾燥する季節です

【あんまりいなさそうなカッコイイ男の子が夢破れて再起しようとしていた話】


数年前、一人暮らしをするにあたって不動産をまわっていたときに、20代後半くらいのやたらとカッコイイ不動産屋のお兄さんに遭遇しました。

そのとき私は高円寺や荻窪あたりで物件を探していたものの(高円寺今でも憧れです!)、なかなか家賃と見合った物件が見つからず、内見見学に行ってもイマイチで、「引っ越しって面倒くさいなぁ…」なんて思っていました。

お兄さんはお茶を出してくれたり飴をくれたりしながら、物件選びのアドバイスをしてくれました。その様子がすごく楽しそうで「あーこの人すごい仕事好きなんだなー」っていうのが伝わってくるんです。

で、内見見学にいく途中の車で、疲れてほとんどしゃべらない私に唐突に自分の過去について話し始めました。その第一声が…

「俺、中卒なんです!」

でした。いきなりそんなことを言われて、なんかもうどうリアクションしたらいいのかわかんなくて、

「へえ…すごいですねえ…」

って返すと、さらに重ねてこう続けました。

「俺、子どもの頃から芸能人になりたくて⚫︎⚫︎事務所受けて、受かってデビュー目指してたんです。
25歳まではがむしゃらにやろうって決めてて、すげー頑張りました。でも後輩の奴らのがダンスも歌もうまくて才能あって、俺、向いてないなって23歳くらいで気づいて。でも諦められなかったんで25歳までは頑張ろうって…やってたんですけど、やっぱダメでした(笑)」

まさかの夢破れトーク!でもなんか、そとさらりとしたらしゃべり方に引き込まれて聞き入ってしまいました。

「で、中卒のまま今の会社に拾ってもらって。仕事し始めたら、すげー楽しいんです。高校いかずにがむしゃらにやって、芸能人になれなかったら負けだって思ってたけど、今俺この仕事すげー好きなんです」

夢が叶わなかった話なのに清々しいんですよ。なんかやたらと「すげー」って言葉を繰り返すのもすげーです。

で、何が1番すげーって、何事も手を抜かなければ経験したことは何かしらに繋がっていくんだなぁってこと。

現にそのときの彼のスマイル、そしてテンポのいい会話は色んなお客さんを虜にしているだろうなと。

f:id:mtdrik:20150510211236j:image

そして紹介してもらった今の部屋、2ヶ月ほど前に更新しました。安いし便利だしそこそこ気に入っています。
(画像は全然関係ないです笑)