ゆとりはお呼びでないですか?

平々凡々におめでたく暮らす

ゆとり世代が上司から「こんなふうに褒められたら嬉しい…」という言葉を考えてみた

 

Googleで「ゆとり世代」と打ち込むと予測変換ワードのひとつに「新入社員」という言葉が表れます。もしかすると、ゆとり世代を雇ったことでカルチャーショックを受けている世代の方も多いのかな~なんて思ったり。

 

ゆとり世代は1987年~1996年の3月生まれまで(現在の大学2年生~28歳まで)を指すのですが、1991年生まれの私も立派なゆとり世代です。

 

まあ、世間的には「覇気がない」「熱意が伝わってこない」なんてため息をつかれている世代ですよね。

 

日本法規情報の行った「職場環境における意識調査」のレポートによると、ゆとり世代の社員の印象は

  • 指示したことしかやらない
  • すぐに言い訳をする
  • 自分で考えることをしない
  • 軽く叱っただけで仕事を休んだり辞めたいと言ったりする

などとボロクソに言われています。

なかでも『指示したことしかやらない』という印象を持っている人は2割もいるそうです。というわけで、どうして指示されたことしかやらないのかを考えてみました。

 

◆自分の仕事が役立っている実感がないから

同じ調査レポートによると、職場のゆとり世代のうち36%は「明確な指示」や「丁寧な説明」を望んでいます。

 

この結果をみてみると、ゆとり世代の多くが上司や会社に対して「もっと詳しく説明してほしい!」と不満を持っているということですね。

で、何を説明するかというと仕事の説明もありますが、自分が今やっている仕事が何に繋がっているのかを具体的に教えてほしいという気持ちも大きいんだと思います。

 

ひとことで言えば「やりがいがほしい」ということでしょうか。

 

ゆとり世代「ああ、この仕事って自分じゃなくてもいいな」とか「自分の代わりなんていっぱいいる」と感じた瞬間にモチベーションを失います。やっぱ、オンリーワンに飢えているのかもしれません。

 

「好きなことを仕事にしたい」とか「やりがいのある仕事をしたい」と口にする人が多いのもその理由が強いからだと思います。

 

上司からしてみれば「仕事のやりがいくらい自分で見つけろよ!」って思うだろうし「手とり足とり仕事を教えろなんて甘いんだよ!」と感じるかもしれません。

 

その通りなんですが、それでも個性が大事と教わったゆとり世代にとっては、自分の仕事がどれくらい役に立っていて、自分の存在がどれくらいの意味を持つのかを自分以外の人に評価してもらいたい気持ちが大きいのです。

 

◆指示されたことはきちんとやる 

『指示されたことしかやらない』という結果にもあるように、たしかにゆとり世代は、自分から進んで何かを発表したりとか、リーダーシップをとることは少ないかもしれません。

が、『指示されたことはきちんとやる』というのがゆとり世代の特徴でもあります。

 

基本的にゆとり世代って他の世代と比べて根が素直で、褒められると頑張る人が多いので、任せられたことは一生懸命にやるし、与えられた課題はきちんとこなすほうです。(たぶん)。 

 

だから、超リスクがあって責任も伴う仕事を任せれば、逃げ場を失ったことで開き直り、実力を発揮するかもしれません。一番キツいことは、やりがいを感じない作業を淡々と続けることなので、プレッシャーは強めくらいでちょうどいいかもしれません。

 

◆とりあえず褒められたいし認められたい

 

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褒められたい欲求と認められたい欲求がハンパないゆとり世代が求めているのは何を言っても耳を傾けてもらえる環境

自分の話を聞いてもらえる場所があるだけで自信が持てて、褒めてくれる人や会社に対して一生懸命に頑張ろうって思えます。

 

そうは言っても主体的に動こうとせず、言われたことしかやらないゆとり世代の社員をどう褒めればいいのかと悩んでしまうこともあるでしょう。

「何も褒めることがない」って困りますよね。 

そこで、ゆとり世代ってどんな言葉を上司から言ってもらえるとすごく嬉しいのかなって考えてみました。次の3つです。

 

  1. 「センスあるね~」
  2. 「ポテンシャル高いなぁ」
  3. 「これからが楽しみだね!」

 

たぶん私、どれも言われたことないので、願望です。(笑)

 

キーワードは「センス」「ポテンシャル」「これから」。自分の可能性を感じる感じる言葉なのでゆとり世代の大好物だと思います。

 

やりがいを感じたいと思う一方で、自分に何ができるのか、何もできないんじゃないかと自信のないゆとり女子やゆとり男子にとって、これらの言葉は自分次第で広がる未来があると思わせてくれる魔法のフレーズです。

 

惜しみなく使っていただけると幸いです。

 


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