ゆとりはお呼びでないですか?

平々凡々におめでたく暮らす

【妊娠中に妻が豹変する理由がわかった気がする】

妻:「あ、今蹴った♡」

夫:「お、どれどれ?」

妻:「ほら…!」

夫:「あ、本当だ。おーい、パパだよ~」

妻:うふふ

夫:あはは

 

 

一般的なマタニティライフのイメージってこんな感じでしょうか…?

私も妊娠前は、こんな感じのめくるめく幸せなマタニティライフに夢を抱いていました。

 

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しかし、妊娠初期の頃(特に超初期の4週から8週あたり)は、妊婦ならではの幸せを感じる余裕はほぼなく「幸せな妊婦とか嘘くさ!あんなのドラマだけの話でしょ」と絶望を感じる日々。

 

今でこそ落ち着いて平常運転で毎日を過ごせていますが(でもやっぱり豹変するときはする)、妊娠発覚後は怪物と化し、夫に当たったことも。

 

そのときは具体的に何がそんなに辛かったのかわからず、うまく言語化できないので余計にもどかしかったのですが、振り返ってみるとストレスの原因は主にこの3つだなぁと思ったのです。

 

■1:周囲に妊娠を報告できないストレス

妊娠初期はデリケートな時期なので、なかなか周囲に妊娠を報告することができません。一般的に公に報告するのは安定期からの人が多いもの。身内には5~6週ごろに報告したのですが、私の場合、フライングで妊娠検査薬を使い、産婦人科へ行っても赤ちゃんが確認できないほど早くに妊娠が発覚したこともあり、報告できない期間がかなり長く感じました。

 

周りに報告できないと何がストレスかって、先の予定がまったく立てられないことです。

 

つわりがいつくるかもわからないうえに、「飲みに行こう」と誘われても、飲めない。適当な嘘を見つくろってお酒を断るというのも非常にストレスでした。

 

■2:生活が制限されるストレス

個人差があるとは思いますが、私の場合妊娠初期はとにかく眠く、お昼寝2時間以上なんてこともザラ。やりたくても眠気に負けてできないものも増えていきます。でもこれって傍から見ると、ベッドでゴロゴロとだらけているだけに見えるんですよね。それもストレス。

 

さらに、生理前のようなお腹の張りや胃もたれも重なり、「美味しい」と感じて食べ物を食べることが激減。今まで当たり前にできていたことが、やりにくくなるという生活の変化は好ましいものではありませんでした。お酒が飲めないのはもちろんですが、喫煙席がある環境(居酒屋さんとか)にも足を運べないので、外出や遊びに行く機会がどんどん減ります。

 

そんなときに夫の帰宅が遅いと、「人の気も知らないでいいよね!妻が妊娠したって夫は関係なく自由に行動できるんだから!」と八つ当たりしてしまう悪循環。妊娠報告もできず、外出もほとんどできない妻にとって、気兼ねなく話をすることができるのは夫だけ。その夫に気持ちをうまく伝えられず、理解してもらえないことはしんどいものです。

 

■3:流産してしまうかもしれない恐怖

とはいえ、報告ができないことや生活が制限されるストレスとは比べものにならないくらい大きかったのは「流産をしてしまうかもしれない」という恐怖です。

 

流産は全妊娠のうち15%の確率で起こります。さらに、妊娠12週までの流産は流産全体の8割り以上を占めます。妊娠初期の流産のほとんどは染色体異常が原因なのでどうしようもないと言われていますが、それでもやっぱり怖い。

 

初期はまだお腹も大きくならず、胎動も感じられない状況なのでお腹のなかの赤ちゃんが今日生きているのかどうかもわかりません。

 

「もしかしたらお腹のなかで赤ちゃんの心拍が止まっているかも…」

「トイレに行って出血があったらどうしよう…」

「子宮内に出血がみられるって言われたけど大丈夫なのかな…」

 

そんな不安を抱えながら毎日を過ごすのです。さらに、気になってネットで流産について検索をしてしまうので余計に流産に関する知識や不安は募ります。それに比べ、流産についてあまり知識を得ていない夫は呑気なもの。(と、そのときは感じる)。

 

なんで私ばかりが流産の恐怖に怯えて暮らさないといけないの!?

なんで同じくらいに不安に思ってくれないの!?

と泣き、夫に「きっと大丈夫だよ」と励まされると、「何も知らないからそんなに無責任な励ましができるんじゃん!」とわめく始末。自分でも制御不能の感情なのでどうしようもありません。

 

■豹変する妻に夫ができるたったひとつのこと

こんな情緒不安定で豹変しだす妻に夫ができることは、妻の話に耳を傾け、理解しようとすることです。妻の身体が今どんな状態で、どんな気持ちになっているのか、それを理解するだけで妻の心のコンディションはまったく変わります。

 

できれば、妻の話を聞くだけじゃなくて、主体的に妊婦である妻の身体の状況と不安な気持ち、産後の身体の変化や状態も調べてほしいくらい。(笑)

 

豹変した妻が望んでいることは、家事をやってほしいとか感謝してほしいとか、そういうことではなくて(もちろんそれも嬉しいけど)、ただ「気持ちを理解してほしい」。

 

母親になるとはいえ、だんだんお腹が大きくなっていくのは少しショックだし、母親なのか女なのか曖昧なゾーンにいる自分は、夫にとってどんな存在なのかと問いただしたくなるときもきます。

 

仕事から疲れて帰ってきているのに情緒不安定な妊婦に喚き散らされたらたまったもんじゃないし、うんざりもするでしょう。

 

それでも話を聞いてあげること。自分でさえ何を言っているのかよくわからない常態であっても「聞いてくれる」「わかろうとしてくれている」ということが大きな安心感につながったなぁと、喚き散らしたあとに気づきました。

 

これは妊娠中だけでなく産後の身体の状態や子育てをするうえでも同じことが言えるのかもしれません。

 

どうしたって愛する夫には一番の理解者であってほしい!と思うのが世の妻だと思うので、夫であるみなさんはぜひぜひ妻の話が感情的で何を言っているのかよくわからなくても耳を傾けてあげてください。