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ゆとりはお呼びでないですか?

肌が乾燥する季節です

【つまんないと思っていた人生を選ぶことにしました】

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「一生結婚しなさそうだよね」

「結婚して子ども産んでるとことか、想像つかないもん」

 

22歳くらいまで、ずっとそう言われ続けてきました。

独身だった頃の私は、可能性に満ち溢れていて、なんでもできると思っていました。卒業後に、たった8日しか勤めていない会社を辞めたときもそう。誰にも制限されず、文句も言わせないくらい人生を謳歌しよう!定職も、恋人も、お金も、何も持っていない状況は、今よりもずっと無敵でした。

 

それから、紆余曲折あり、はじめてまともに好きな人ができました。そしてその人と一緒に時間を過ごし、結婚を意識するようになってから、少しずつ怖いものができ、捨てられないものが増え、周りに簡単には言えないこともできました。

 

夫と出会わなければ、結婚をしなければ、わからないこともいっぱいありました。でも、夫と出会わなければ、結婚をしなければ、それはそれで可能性に満ち溢れた、別のドキドキした人生を歩んでいただろうなとも思います。

 

来年どころか来月、一週間後の少しの未来もわからなかった独身時代。先のことが見えないということは、とてつもなく不安であるのと同時に、無限の希望でもあります。独身の頃の私は、そんな不安と希望が波のように押し寄せる生活こそが、生きる楽しみであり、喜びだと思っていました。当時の私にとって、安定した生活を手に入れて、主婦になり、子を産み育てているうちに、なんとなく自分のやりたいことを考えずにすむようになる人生なんて、退屈以外のなにものでもない、そんな人生を選びたくない…と思っていました。

 

でも、夫と出会い、ふたりのこれからを考えていくうちに、少しずつ変わっていったのだと思います。

 

付き合い始めてからは「この人と一緒に家族になったら幸せだろうな」と思いました。そして結婚してからは、「この人がふたりの子どもと遊ぶところを見てみたいな」と思ったし、「その子どもにやってくる反抗期に、2人で頭を悩ませてみたいな」とも思いました。

 

「子どもができて中学生くらいになったらさ、ポエムとか書き出すかもね。私も思春期の頃に日記とかつけてたもん。でさ、もし子どもが書いたポエムのメモが落ちているのを見つけちゃったらどうする?」

 

「うわー、それ親に見られたら恥ずかしいやつだよね。気づいていない可能性を残して、そっと机に置いておくかなー」

 

「だよね。でも私、いじっちゃいそうだなぁ。“なにこのポエム?”って、聞いちゃいそう」

 

「いや、それ一番子どもにやっちゃいけないやつだよ。トラウマになるよ」

 

私は夫と、どんどん家族になりたい。今のぶんだけじゃ足りない。もっともっと共有したいし、夫と一緒に子どもを育てたい。だから私は、結婚をし、子どもをつくり、産み、育てるという人生を選ぶことにしました。

 

私が選んだ道は、独身の頃にあった溢れんばかりの可能性や、結婚せず絶対に子どもを持たないという人生にあった、たくさんの可能性をなくす生き方です。

 

世界一周一人旅、友達の家を転々しながら夜通し飲み歩き、いろんな人と付き合って大失恋…そんなことはたぶんもう、私の人生に起こることはないと思います。

 

私が私だけのために、すべての時間とお金を注ぎこみ、自分の将来と人生だけに全力を注ぐことは、これから先、きっとずっとない。

 

それは、私だけの人生の終わらせるということだと思います。

 

こう書くと、どこにでもいる田舎で育った女の子が、ひとりの男性と出会い、愛し愛され家族と自分のために生き、幸せに暮らしましたとさ…。と、物語にもならないような、傍から見れば退屈な人生かもしれません。でも、気づいたらそれが私の一番望む、最高の幸せでした。誰よりも先に、まずは自分を見て認めほしい、評価をしてもらいと思っていた頃の私には想像もできない生き方です。

 

これから先、家族と感情任せの喧嘩をすることや、疲れきってもうだめなんじゃないかと諦めかける日もくるかもしれないし、ときには、ああ独身のままだったら…と昔を焦がれる日もあるかもしれない。

 

でも私は夫と出会い、結婚をし、子どもを産み育てる人生を、自分で選んだ。そのことを、ずっと覚えていようと思います。

 

…というわけで、結婚する前くらいから、ずっと自分のことを書けなくなっていました。いや、今もかなぁ…。今後は妊活日記とか、いつかは子育て日記とか地味に書いていければ…!と考えていたりいなかったり。